感動する小説を読むと、スッキリとした気持ちになりますよね。
でも、なかなか自分に合った本と出会うのってむずかしいと思います。
この記事はそんな人に向けて書きました。
自分が読んで「これは絶対おすすめしたい」と思った本を紹介します。
気になった本があったらぜひ手にとって見てください
Contents
泣けない人でも泣ける小説「君の膵臓をたべたい」
ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。読後、きっとこのタイトルに涙する。デビュー作にして2016年本屋大賞・堂々の第2位、75万部突破のベストセラー待望の文庫化!
天真爛漫な山内桜良の魅力に引き込まれながら、スラスラ読み進められました。
「君の膵臓をたべたい」初めてタイトルを見た時は怖い話かと思いましたが、このタイトルの意味がすごく深い。
最後の衝撃的な展開も含めて、涙腺崩壊してしまいます。
命について改めて考えさせてくれる作品です。
泣けない人でも泣ける小説「失はれる物語」
目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。残ったのは右腕の皮膚感覚のみ。ピアニストの妻はその腕を鍵盤に見たて、日々の想いを演奏で伝えることを思いつく。それは、永劫の囚人となった私の唯一の救いとなるが……。表題作のほか、「Calling You」「傷」など傑作短篇5作とリリカルな怪作「ボクの賢いパンツくん」、書き下ろし「ウソカノ」の2作を初収録。
乙一さんの短編集。
どの話も切ないが「失はれる物語」がダントツで切ない!切なすぎる!!
中学生の時にはじめて読んで、大人になってから再読しましたが、内容がわかっていても泣けました。
何度読み返しても飽きのこない作品です。
泣けない人でも泣ける小説「君の名は。」
私は三葉。「東京のイケメン男子にしてください!」って神様にお願いしたら、なんと、夢のなかで男の子になっていた! だけどこの夢、超リアル。もしかして本当に男の子と入れかわってる!? 人気映画の小説版!
もはや知らない人がいないほど有名な「君の名は。」
映画を見たという人は多いと思いますが、小説でも非常に面白いです。
「あの場面でこんなこと考えていたのか」と心の声も書かれてあり映画を見た人も、より深く物語を知ることができます。
泣けない人でも泣ける小説「かがみの弧城」
学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこにはちょうど“こころ”と似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。 すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。
子供の境遇に心が痛くなるけど、世界観にどっぷりハマり最後まで一気に読めました。
周りの人との価値観の違いや違和感。人間関係のしんどさ。
ファンタジーの要素が強いけど非常に現実的な話です。
20代で読みましたが、「中学生の時にも読みたかった」と思うほど、読みやすく引き込まれる作品です。
泣けない人でも泣ける小説「余命10年」
第6回静岡書店大賞 映像化したい文庫部門 大賞受賞作
20歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、余命が10年であることを知る。笑顔でいなければ周りが追いつめられる。何かをはじめても志半ばで諦めなくてはならない。未来に対する諦めから死への恐怖は薄れ、淡々とした日々を過ごしていく。そして、何となくはじめた趣味に情熱を注ぎ、恋はしないと心に決める茉莉だったが……。涙よりせつないラブストーリー。
数年前に友人に勧められて、読み始めた小説。
フィクションですが、著者の小坂流加さんは実際に病気で亡くなられています。
主人公にどれだけ自分自身を投影されたかわかりませんが、決して想像だけでは書けないリアルな心情が描かれています。
余計宣告を受けた主人公の葛藤の日々に、苦しく感じながらも読み進める手を止められませんでした。
大切な人たちについて考えさせてくれる作品です。
泣けない人でも泣ける小説「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」
京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて――。「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。
映画を見て感動したので小説も読みましたが、内容がわかっていると最初っから涙が止まりません。
主人公の目線で読んだ時と、ヒロインの目線で読んだ時に感じ方が全然違うので2回楽しめます。
すこし設定を理解するのに時間がかかりましたが、最後まで読むとタイトルの意味がわかり、もう一度読みたくなる作品です。
泣けない人でも泣ける小説「コーヒーが冷めないうちに」
とある街の、とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるというただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあったこの物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった、心温まる四つの奇跡
映画をみて泣けたので、小説も読んでみたらしっかり泣けました。
登場人物に悪い人がおらず、みんな優しくて温かい気持ちになります。
そばにいる大切な人に、思いを伝える大切さを改めて感じられる作品です。
泣けない人でも泣ける小説おすすめ7選まとめ
- 君の膵臓をたべたい
- 失はれる物語
- 君の名は。
- かがみの孤城
- 余命10年
- ぼくは明日、昨日のきみとデートする
- コーヒーが冷めないうちに
どの本も、なんども読み返しているくらい気に入っている本になります。
どれもおすすめの本なので、是非1度読んでみてください。
